青井橘  手紙書けばよかった。

いつかは届く。きっとやで。

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■ なにに向けて書くことが出来るのだろうと思いながら書く手紙

二日前の夜半過ぎに、はっ
と思って

それは多分大事な事だったのに
どうしても思い出せなくて

私の細胞にきちんと沁み込んでいるのか
確認するすべをうしなっていて

けれど思ったことは事実なのだ

この不定形のありよう
なんだ
なんだ

忘れないように記せばよかったのかも
でも 
追いつかない バッタみたい
小さいし 緑だし
奇妙な顔をしているし

今夜そんなことを考えながら公園に座っていて
公園 と思った
公園 
ここにはいつも世界のすべてがある

確認しようがないけれど
照らし合わせる事はできるのだから
せっかくできるふうになってるのだから
可能なかぎりは辞書を引くべき

帰ったら辞書を引こうと思いながら見あげると
冬には毛細血管の先々だった木の枝に
緑がしげっていて
これはなんだ 肺胞か 

喩えるにしたって人間の体の部位につけられた名前にも
限りはあるもの
喩えきれないもの
喩えたってしかたがないのに

藤棚から垂れ下がる花を、また何かに喩えようとしている

けれど 
辞書で確認するまでもなく
喩えるまでもなく

ああすごいな
ああこれだな

夜空をみていたら涙がしつこくて
とても美しくて 世界が美しくて

こんな瞬間を味わうためにほぼ、生きている
楽しい事も悲しい事も沢山あるけれど

木やその隙間の空や、温度や鉄や砂が
たまらなく美しく、キラキラキラキラ
輝いて見えた瞬間

これまでの人生で何度か出会った瞬間
またそれが今 
よかったまた出会えたんだ

今わたしは生きている
この瞬間
そう思うように生きている
すごい すごい すごい

ただそれだけのことなのに
なんでこんなに生きるんだろう

残酷すぎて美しすぎて
見すぎちゃダメだというように
涙が流れるしくみかも知れないけど

ここには世界のすべてがある







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